鎌倉市職員労働組合

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2月県労働委員会での意見陳述

2016年3月9日

本日は午前10時から神奈川県労働委員会の調査日です。9時半集合で状況説明をします。皆様の傍聴支援をお持ちしています。

遅くなりましたが、前回2月3日の神奈川県労働委員会での鎌倉市職員労働組合委員長の意見陳述を掲載します。

 

以下、2016年2月3日の意見陳述

 組合事務所の問題では、昨年8月31日に実効確保の措置勧告、12月7日には要望者を出してきただきました。組合事務所の建物明け渡しを求める仮処分申請に係る裁判官の方は、12月21日の第1回審尋で和解提案をされましたが、その内容は要望書と概ね同主旨の内容でした。要望書が和解提案を後押ししたと思われまして、改めて組合事務所問題の早期解決に向けた労働委員会の皆様の御尽力に感謝する次第です。

 組合は、その裁判所の和解提案を受託する意向を示しまして、市長側にも和解を受け入れるように求めてまいりました。市長はサテライト事務所の開設時期について明示しない条件にこだわられていまして、このままでは和解が成立しなくなってしまうとの懸念がありました。そこで組合は、市長の言われる形での和解も受け入れると伝えました。鎌倉市職労として、子どもの施設の早期整備に協力するため、あえて大幅に譲歩したものです。

 ところが、あろうことか、市長はみずから提示された和解条件を引っ込めて和解を拒否して、本裁判に移ることを表明されたそうです。裁判になってしまっては、判決までに長期間を要することが明らかです。子どもの家の早期整備を目指しているはずの市長が早期解決のチャンスであった仮処分の審尋での和解を蹴って、わざわざ時間のかかる本裁判を起こそうとしているのは一体なぜでしょう。

 市長の本当の目的が子どもの家の整備ではなく、組合事務所つぶしにあるのではないかと言う強い疑いを禁じ得ません。

 ついでながら申しますと、私が勤務している総務部資産税課は新年度当初課税のため、年末から2月まで今の時期が最も忙しい時期で、平日は22時過ぎまで、土日も出勤して、市民の福祉のための財源を取りこぼさないように努力しています。申し上げにくいことですけれども、この時期にこの場に出てこざるを得ないことは大変な負担です。

 子どもの家の整備のために和解して現在の事務所から出て行こうとする組合をあえて足止めし、市長の命を受けて市民のために働く職員の邪魔をする。そんな市長の考え方がとても理解できません。

 本件と平行して、市議会では一部の議員が組合費のチェックオフを廃止する条例案を2月議会に提案するとTwitterで表明しています。市長と市議会が争うようにして不当労働行為に不当労働行為を重ねる状況を早く止めないと、労使関係は崩壊し、市政が著しく滞ってしまいます。

 まずは事務所問題について審問を進めて、不当労働行為の連鎖を止めるためのご援助を要望し、陳述を終わります。

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